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KGWインターナショナルの特徴について
KGWインターナショナルの特徴をご説明する前に、「商社とその機能」 についてご説明します。
商社について(一般論)
例えば、こちらのホームページをご覧下さい
このように、商社の主な機能として、次の3つが挙げられているケースが多く見られます。
- 貿易、販売、卸売などの流通機能
- 投資、融資、保証などの金融機能
- 情報機能
また、商社の分類も
- 幅広い分野を総合的に手がける総合商社と
- 機械、繊維、食品などの特定分野で活動する専門商社
といった2種類に分けられるのが一般的のようです。
しかし、実際には、上の3つの機能で切り分けて商社を説明しようとしたり、規模の大小で説明しようとすると、商社の最大の強みである「もう一つの機能」が説明出来なくなってしまいます。
商社のもう一つの機能であり、尚且つ、最大の強み
それは、会社規模の大小に係らず、上の3つの機能が複合的に連携することによって可能になる「事業開発の機能」です。
そこで、商社の機能を別の分類の仕方で説明しながら、
KGWインターナショナルという会社の特徴をご紹介したいと思います。
「ビジネス・オペレーション」 と 「ビジネス・クリエーション」
日本では余り根付いていないビジネス英語に
「ビジネス・オペレーション(Business Operation)」 と
「ビジネス・クリエイション(Business Creation)」 という言い回しがあります。
「ビジネス・オペレーション (Business Operation) 」とは
オペレーションの方は、例えば、日本の小売業界でも「店舗オペレーション」などの言い回しで
日常的に使われている用語で、比較的日本のビジネスの現場でも根付いている表現です。
全て漢字で表記すれば「店舗運営」とでも言ったら良いのでしょうか。
商社の仕事の例で言えば、「カナダから木材を輸入して、国内の問屋に卸す」というのは、貿易でもあり、卸売でもあり、資金負担もするのですが、
すでにある程度出来上がった商流に物品を乗せるだけのルーティン化された仕事であり、
これは「オペレーション」に分類される仕事と言えます。
こうした、言わば「敷かれたレールの上を走る仕事」は、業界の違いに係わらず、
英語では「オペレーション (Operation)」と表現されます。
「ビジネス・オペレーション (Business Operation) 」を全て漢字で表記すれば
「事業運営」という訳語が一般的です。
一方、その「ビジネス・オペレーション」と対を成す表現が、「ビジネス・クリエイション 」です。
「ビジネス・クリエイション (Business Creation) 」とは
「ビジネス・オペレーション」が「敷かれたレールの上を走る仕事」であるとするならば、
「ビジネス・クリエイション 」とは、「新しくレールを敷く仕事」であると言えます。
「ビジネス・クリエイション」は、日本語に直すと「新規事業の立ち上げ」とか「事業開発」といった
訳語になるのが一般的です。
米国のコングロマリットなどの組織編制をみると、
先ずは「ビジネス・クリエイション」の部隊が事業のレールを敷いていき
事業の基礎が固まると、「ビジネス・オペレーション」の部隊が「敷かれたレールの上を走る」という明確な役割分担が為されている場合があります。
「ビジネス・オペレーション」と「ビジネス・クリエイション」の仕事の内容では、求められる能力・資質や行動原則・判断基準が大きく異なるため、組織の位置付けをはっきり分けて適切な人材を充て、評価・報酬の体系を別に設けるというのは、ある意味合理的な考え方です。
日本の会社組織のように、営業部の中に新規事業開発のための部署を作って、営業成績の良い担当者(ビジネス・オペレーションで優秀な成績を収める人物)を開発の担当にあて(ビジネス・クリエイションの仕事をさせる)、新規事業が上手く行ったらボーナスを多く支給するから頑張りなさいという発想とは全く異なるのがお分かり頂けるでしょうか。
商社機能のうち事業開発の機能が独立した会社です
まとめると、商社の機能は
- ビジネス・オペレーション機能(=事業運営機能)
- ビジネス・クリエイション機能(=事業開発機能)
の2種類に分類することも出来るということになります
そして、商社の組織の中では、殆どの社員が「ビジネス・オペレーション」に従事する一方、
「企業内にいて、流通・金融・情報の機能をフル活用し、新しい事業にチャレンジする人材」
所謂、「企業内起業家」のスピリットをもった人材が「ビジネス・クリエイション」の機能を
果たしています。
新聞一面を飾る大型プロジェクトでも先導者は、ほんの数人